土曜の朝7時、開いたばかりの喫茶店に入ります。客はわたしを入れて2人。新聞をめくる音と、サイフォンの音だけ。この時間の喫茶店には、静けさが余っています。
モーニングは450円。厚切りトーストとゆで卵とコーヒー。値段の話をするのは無粋かもしれませんが、450円で買っているのはパンではなくて、この1時間だと思っています。

何もしない練習
スマホを鞄にしまって、コーヒーが冷めるまで何もしない。最初は落ち着きませんでした。5分で鞄に手が伸びる。でも3回目くらいから、窓の外を眺めるコツがわかってきます。通勤の日に「見て」いなかったものが、順番に見えてくる。向かいの花屋が開店準備でバケツを並べる順番、とか。

常連にならなくていい
喫茶店の記事を読むと「常連になろう」と書いてあります。わたしはなれていません。月に2回、多くて3回。それでも3回目に「トースト、今日は焼き薄めにする?」と聞かれました。覚えられていた。常連じゃなくても、ちゃんと客なんだと思えた朝でした。
早起きが得意じゃなくても大丈夫です。喫茶店の朝は、9時でもまだ静かです。




